村上建具で使われる、羽越しな布とは
しな布の歴史は古く、平安時代にその名前が出てくるほど。
かつては全国的に古代布として生産されてきたようですが、木綿や絹の普及、戦後の化学繊維の大量生産により多くの産地から姿が消えてしまいました。
「羽越」の名の通り、新潟と山形の、雪深い厳しい自然条件の中での女性の貴重な収入源として必要不可欠な産業として、その伝統が引き継がれてきました。
しな布ができるまでは、大変な時間と手間がかかるため、生産数もごく限られます。
しかし、その希少性と独自の風合い、織り目の美しさ・素朴さは、見る人を惹きつけます。
しな布生産者「さんぽく生業の里」
新潟県村上市山熊田325 TEL:0254-76-2115
http://www.iwafune.ne.jp/~sanpokusho/kaiin/nariwai/nariwainosato.html